新作春夏オリジナルスーツ仕立て中 2010.01.18
テーラーメイド・ダンディの池原でございます。
本日は、新作の春夏オリジナルスーツの仕立ての様子をご紹介させていただきます。
2010 Spring/Summer としまして、新たに型紙作りから始めています。
当店のオリジナルスーツ「Corleone」の48サイズ、作製日は、2010年1月です。
ジャケットの胸ポケットはバルカにし、カーブをつけてラインを引きます。
パンツの後身頃のダーツです。中心線よりのダーツは少し多めにとり、
その分長くひいて「えくぼ」を抑えます。
ヒップの中心線の角度は、分度器を使います。
私はラインが起きている方が好きですので、だいたい10?12度でひきます。
カーブの部分は、それ用のゲージを使ってひきます。
カーブのRの大小によって、色々と使い分けます。
型紙が出来たら、服地へマーキングを行います。
ジャケットの胸ポケットのバルカです。
?服地はゼニアの新作、「COOL EFFECT クールエフェクト」です。
パンツの後身頃のダーツ部分です。
上から2枚目の写真と同じ位置です。
パンツの前身頃、中心線と股下線の交差点。
仕付け糸でキリビを入れます。
上前と下前(右と左)に分けて、
ハサミでチョキン。この時は誤って服地を切らないように慎重に行います。
ジャケットの前身頃をカットした様子です。
当店のオリジナルスーツは、オーダーのご注文と同じように、
私がデザインして型紙を作製し、カッティングを行い、
当店の職人が仕立てを施しています。
たくさんは作れませんが、毎シーズン微妙にモデルチェンジを行いながら、
こつこつと仕立てを行っています。
サイズは48と50が中心の展開です。
ご興味のある方は、是非ご試着してみて下さい。
この続きはまたの機会にご紹介させていただきます。お楽しみに。
只今店頭では、秋冬、合物スーツのオーダーも受付中です。
一人のお客様だけにお作りさせていただくオーダスーツは、
流行に左右される事はあまりないようです。
数年間ご着用出来るスーツを、じっくりと仕立ててみてはいかがでしょうか。