大津市 K様のオーダースーツ 2010.01.25
テーラーメイド・ダンディの池原でございます。
本日は、大津市の K様のオーダースーツをご紹介させていただきます。
今回 K様のご要望は、無地のようで良く見ると織りの変化がある服地、
と言う事でお探しでした。 そして、選ばれました服地は。
Ermenegildpo Zegna TROFEO エルメネジルド ゼニア トロフェオ
ネイビーのマイクロヘリンボーンです。
ジャケットの腰ポケットのスラントは傾斜をきつめに、 というご要望でした。
前身頃のマーキングの様子です。
けっこう傾斜をきつくつけさせていただきました。
仕立て上がりの様子です。
腰ポケットの傾斜はコレぐらいです。
少しきつめかな、と思ったくらいでちょうどいい感じに仕上りました。
そして、今回のもうひとつのご要望は、 前回より袖付けのギャザーを多く、との事でした。
マニカカミーチャ仕立てで、イセをたっぷりと入れさせていただきました。
トルソーに着せた状態で見ますと、うわぁ?と感じますが、
実際に袖を通して着用すると、ほどよい感じに仕上っています。
続きましては、見返しの様子です。
アンコン仕立てで、肩周りは着心地を考慮して裏地を使っています。
裏地の色も、K様のチョイスでブラウン×ラベンダー系です。
K様、この度も有難うございました。
袖付けの雰囲気や、スラントポケットの傾斜など、 いかがだったでしょうか。
またのご注文をお待ちしています。
続きましては前回の続きで、
新しい春夏コレクションのオリジナルスーツの仕立ての様子です。
服地は、Ermenegildo Zegna COOL EFFECT エルメネジルド ゼニア クールエフェクト。
前身頃のダーツを割っているところです。
地の目を通しながら、アイロンを滑らせます。
腰ポケットの玉縁(タマブチ)を作っている様子です。
断ちハサミで4ミリに揃えてカットします。
前身頃がほぼ出来上がった状態です。
毛芯仕立て特有の、ラペルのロールが自然なカーブを描いています。
近日中に仕立て上がりますので、またご紹介させていただきます。
先週から3名ご新規のお客様がご注文を下さいました。誠に有難うございます。
今シーズンの秋冬コレクションは終盤を迎えていますが、
オーダーメイドは流行に左右されず、永く着用出来る物だと思います。
仕上った頃には、今冬シーズンは残り少ないかもしれませんが、
数回は着用していただけるよう、職人一同頑張っております。
来秋冬からは数年間、満を持してのご着用になっていただければ幸いでございます。
ご新規でオーダーをご検討されていらっしゃる方は、お気軽にご来店下さいませ。
お電話やEメールでのご予約も承っております。