K様のオーダーパンツ仕立て 2 2008.06.20
こんばんは、テーラーメイド・ダンディの池原です。
大阪は梅雨らしい空模様になり、湿度が高く蒸し暑いです。
本日はK様のオーダーパンツの仕立て2のご紹介です。
当店のパンツの仕立てと、既製服の仕立てとの違いのひとつに、裾の「まつり」方が有ります。
当店の裾のまつり方は、「千鳥まつり」といいまして、
ハンドワークで一針一針クロス状にかがっていきます。
この留め方ですと丈夫でほつれにくくなります。
既製服の裾のまつり方は、いろいろ有りますが、
一般的には「ルイスミシン」というミシンでぐるっとかがります。
わずか数十秒程でかがれるのですが、着用時に何かの拍子で一ヶ所引っ掛けただけで、
一周すべてがほつれてしまうことがあります。
このような事は当店では絶対あってはならない事ですので、時間をかけてでも、
確実に千鳥まつりでかがらせて頂いております。
「クツズレ」も耳の良い部分(ERMENEGILDO ZEGNA とか MADE IN ITALY など)
を使わせて頂くようにしています。
下の写真は裾をダブルに仕上げるため、
竹尺を奥に入れて寸法を確認しながら折り目を付けていくところです。
お問い合わせは、ホームページから info@tm-dandy.com よりE-Mailでお寄せ下さいませ。