大阪市 Hさまからのご注文 2011.12.06
テーラーメイド・ダンディの池原でございます。
本日は、大阪市の Hさまからご注文いただきましたスーツからご紹介させていただきます。
今回のスーツは、メンズファッション誌の写真を切り抜いてお持ち下さり、
これと同じ感じで作って下さいというご注文でした。
服地は、DORMEUIL SILK & LINEN
身頃や衿に、点線の小さな穴が空いているのがおわかりいただけますでしょうか。
こちらもデザインのひとつでして、30番手という極太の糸で一旦ステッチを入れ、
その糸を抜くとこのような点線の穴が残ります。
それとは別に、いたる所にハンドステッチも多々施しております。
胸のポケットには三角のフラップを。
右の前身頃のバストには両玉のポケットを、
ウエストにはフラップなしのチェンジポケットをお作りしました。
?Hさま、この度もありがとうございました。
凝ったデザインで苦労しましたが、ご満足していただけたようで幸いでございます。
続きましては、川西市の Eさまからご注文いただきましたスーツです。
Ermenegildo Zegna HERITAGE ¥176,400
芯据えの様子。
服地が黒っぽいフラノですので、しつけ糸は黒色を使っています。
(白色のしつけ糸ですと、白い繊維が服地に残ってします事があるためです。)
衿の型紙を作って、ミツの長さが合うかどうか測っている様子です。
袖付けの様子です。イセをたっぷりと入れ込みます。
?Eさま、夏物に続きまして、冬物もありがとうございました。
続きましては、神戸市のNさまからご注文いただきましたスーツです。
Nさまは、当店の顧客さまからのご紹介で、
服地をお持ち込みでの、仕立てのご依頼を賜りました。
こちらの服地は、英国の Hunt & Winterbotham 製。
Nさまの義父さまから40年前に譲り受けたものだそうで、 保存状態は全く問題なく、
きれいな状態でお仕立てさせていただく事になりました。
この Hunt & Winterbotham 社、もちろん現存しています。
マーキングの様子。
パンツの後ろ身頃のダーツ部分。
?Nさま、貴重なビンテージの服地をご依頼下さいましてありがとうございました。
先週の水曜日(11月30日)、定休日を利用して東京へ出張して参りました。
今回は、帝国ホテルでお部屋を貸りまして、お客様にお越しいただきました。
部屋の窓から有楽町方面を望んで。
?お越し下さいましたお客様、誠にありがとうございました。
次回は、1月下旬を予定しております。