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オーダースーツOrder Suit

テーラーメイド・ダンディのフルオーダースーツ

テーラーメイド・ダンディのオーダースーツは、

採寸・型紙作成・カッティング・仮縫い・中仮縫い・アフターサービスまで、

自家工房(SARTORIA サルトリア)で熟練の職人達がお仕立ていたします。

自家工房併設の仕立て屋

当店は2階に自家工房を設けております。

お客様からご注文をいただいたオーダースーツは、 自家工房で少数精鋭ながら熟練の職人達が、

ひと針ひと針じっくりと仕立てをさせて頂いております。

オーダースーツ仮縫いご注文をいただくと、お客様の詳細なデータを

オーダーシートにまとめ、仕立て職人達に手渡します。

さらに言葉で指示を伝え、互いに打ち合わせを行ってから

オーダースーツの仕立てにとりかかります。

職人達は仕立ての途中に様々な疑問や気になる箇所があれば、

その都度確認をとってから先の工程に進みます。

また、オーダーシートにはお客様のお好みや

ご希望のスタイル、体型を撮影した写真を添えていますので、

職人達はお客様を身近に感じながら仕立てを行うことができます。

仮縫いのフィッティングの際には職人も立ち会い、

自らの観点でも補正箇所を確認します。

このように、お客様と店と職人が結ばれることで、

オーダースーツを仕立てることができます。

アフターケアも同じ仕立て職人が行わせていただきます。

中身を分解せずともどこを調整すれば良いかを把握していますので、

最適なメンテナンスを施すことが可能です。

大切な1着を、

心を込めて仕立てをさせていただきたいとの思いで、

日々仕立てに打ち込んでいます。

ご注文からアフターサービスまで

テーラー・ダンディ店内

1. 服地を選ぶ

店頭には常時、エルメネジルド・ゼニアやロロ・ピアーナ等のイタリア製服地を
中心に一着分にカッティングされた原反を多数ご用意しております。

お客様に仕立て上がりをイメージいただくため、
原反でできるだけ多く取り揃えさせていただいております。

また、店頭にある原反以外にバンチ(服地サンプル帳)からも
服地をお選びいただけます。
店頭の原反やバンチに収められた服地を、ぜひ手に触れてお選び下さいませ。

オーダースーツイラスト

2. デザインを選ぶ

デザインイメージを掴みやすいように当店オリジナルの既製スーツや
イラストで描かれたスーツデザインスケッチ画をご用意しております。

また、お客様のお気に入りの1着をご持参いただき、
参考として仕立てる事もできます。

どのようなシーンでご着用をお考えか、
またお好みのスタイルやシルエットなどもお申し出くださいませ。

スーツ採寸イメージ

3. 採寸

メジャーでお客様の身体を18カ所にわたり正確に採寸をさせていただきます。
また、お客様の体型の特徴を把握するため、
お身体の前面、側面、背面の写真を撮影させていただきます。

採寸データは当店で大切に保管します。
次回のご注文の際に体重の増減等で体型に変化がございましたら、
再度正確に採寸をさせていただきます。

採寸時に厚手のインナーやデニムパンツをご着用の場合、
正確な採寸が難しくなります。
お手数ですが、採寸時には実際にスーツを着用される時のシャツやパンツ、
シューズを合わせ、ご来店されることをおすすめいたします。

オーダースーツ型紙

4. 型紙作成

フルオーダースーツの仕立てにおいて、
お客様お一人お一人の型紙を作製することは大切な作業のひとつです。
採寸で得られたサイズや体型を撮影した写真をもとに
お客様専用の型紙(パターン)を作製いたします。

手作業でしか出せない感性と培ってきた経験を生かし、より精密さを実現するCADシステム(コンピューターで行う設計)を自在に使い分け、
お客様に合う型紙を正確に作製いたします。
作製した型紙は、お客様の名前を入れて当工房にて大切に保管いたします。

2着目以降のご注文時には、最初に作製した型紙を使用させていただきますので、
型紙作製費用は不要となります。
体重の増減等で体型が変わられた時は前回の型紙を修正させていただきます。
体型の変化が大きい場合は、再度型紙を作製されることをおすすめいたします。

服地アイロン

5. 縮絨(しゅくじゅう)

服地のカッティングに掛かる前に、アイロンを使い「熱」と「蒸気」と「圧力」で
服地を縮ませながら、縦糸と横糸の「目」を整え安定させます。

服地は板に巻かれた状態で保管され、イタリアやイギリスから運ばれてきますので
「ねじれ」が生じます。また、生きているので「生地」と言われるように、
気温や湿度によって伸びたり縮んだりします。

工程途中の「くせ取り」、「イセ込みを殺す」作業時や、
最終のプレス仕上げの際に何度も服地にアイロンをあてることで生じる変化を
少なくするため、あらかじめ縮絨を行います。

服地裁断

6. カッティング

縮絨後、8時間程服地を寝かせてから、カッティングの準備に掛かります。
縮絨直後は縮んでいた服地が、時間が経つにつれて徐々に伸びるのを待ちます。
服地の上に型紙を「地の目」を通して正確に配置し、
チャコでラインを引き最後にサイズを確認してから、
慎重にカッティングに掛かります。

ご来店時の会話で得たお客様の好みや、
体型の特徴などの立体的なイメージをもとに、肩幅を少し大きく、
ヒザ幅を少し細くなどと判断した場合は、適切な修整を加えます。

これは、お客様と実際にお会いした者がカッティングしているからこそ
なせる作業です。

仮縫いイメージ

7. 仮縫い

お客様の選ばれた服地で仮縫いをしたオーダースーツをご試着していただきます。
仮縫いでは完成時のフィット感やイメージを確認していただきながら、
お客様の好みや体型に合わせて入念な調整を行います。

仮縫いの服には縫い代を十分とっていますので、
丈が短いと感じた時やウエストがきつい場合でも容易に補正する事が可能です。
補正があった箇所は、型紙も正確に補正を行います。

スーツをオーダーするときに欠かせないのが、この「仮縫い」です。
初回に仮縫いを行うことにより、型紙に正確なデータを残すことができます。

型紙補正

8. 解体・補正

仮縫いで得られた補正箇所を記録し、しつけ糸を全てほどき、一旦解体します。

アイロンで裁断直後のフラットな状態に戻し、再び8時間程寝かせます。
補正をした型紙を用いてチャコをひき、
もう一度慎重に本縫い用のカッティングに掛かります。
裏地を表地に対し適切なゆとりを加えて裁断します。

オーダースーツの土台となる毛芯はイタリアの名門ベルテロ社製を使い、
肩パット、 タレ綿、衿芯、カラークロス、ポケット地のスレーキなどの
副資材をセットして本縫いの準備をします。

スーツ本縫い

9. 本縫い

いよいよ本縫いに取り掛かります。
職人達がハンドワークを駆使して仕立てを進めていきます。

生地を伸ばしたり縮めたり、あるいはまっすぐにして縫い、
さらにアイロンで伸ばしたり縮めたり、クセ取りをしながら
ゆとり加減を調整し立体的に仕立てを 進めていきます。

職人達の数十年に及ぶ経験から生まれる匠の技で、
1着ずつ、じっくりと仕立てていきます。

中仮縫い

10. 中仮縫い

全体の7割程度進んだ段階でフィッティングしていただくのが「中仮縫い」です。
1回目の仮縫いで得られた補正点が修正されて、よりフィット感が増しています。
ここで再度補正の確認をさせていただきます。

確認後、調整が必要な箇所があれば補正を行います。
1回目の「仮縫い」と2回目の「中仮縫い」と
2度のフィッティングを行っていただくことにより、
初めてのお客様にも本当に体に合ったオーダースーツを仕立てる ことができます。

ご新規のお客様にはフルオーダーで型紙を作製し、
仮縫いと中仮縫いをされる事をおすすめいたします。
なお、2着目以降の際は中仮縫いのフィッティング のみで、
仕上げに掛からせていただくことも可能です。

オーダースーツ完成

11. 完成

中仮縫いの後、オールハンドワークのまとめ作業や仕上げプレス、
手作業による ボタン付けを行います。

次に最終作業として、お客様のご注文通りに仕上がっているかなど、
30カ所に 及ぶ「検査」を行い、お客様に納品させていただきます。
ご新規で仮縫いをされる場合は5~6週間程、
仮縫いをされない場合は3~4週間程が納期の目安 になります。

遠方よりお越しの方やお忙しい方のために、
スーツをハンガーに吊るしたままの状態でお届けする
ハンガー便での発送も承っています。

アフターケア

12. アフターサービス

お買い求めいただいたスーツ等を末永くご愛用していただくために、
当店では様々なアフターサービスをご提供しております。

体型の変化に伴う「サイズ調整」
業務用アイロンを使用しての「プレス仕上げ」
タバコや引っ掛け傷修理の「かけつぎ」
ボタンの付け替えなどお持ちいただいたその場で作業を行う「クイックサービス」
などを行っています。

サイズ調整について、「どこを調整すればお客様にとって最適か」を
一番理解 しているのは、その服を仕立てた職人です。
中身と構造を熟知しているからこそ、
分解せずとも修正すべき箇所を見分けることができます。
当店では仕立て、サイズ調整とも、同じ職人が担当させていただきます。

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