Loro Piana FIRST CLIP CASHMERE 仕立て上がり 2009.01.17
テーラーメイド・ダンディの池原です。
今週は冷え込む日が続きますが、みなさま風邪などひかれていないでしょうか。
体調管理にはお気をつけ下さい。
本日始めにご紹介させて頂きますのは、神戸市のM様からご注文を頂いていました、
Loro Piana FIRST CLIP CASHMERE ジャケットの仕立て上がりです。
以前にもご紹介させて頂きましたが、この服地はベビーカシミアの、
それも「生まれて初めて刈り取る産毛だけ」で織上げられた、極上の服地です。
肌触りも通常のカシミア100% と比べても、その差は歴然としています。
先日、ようやく仕立て上がりまして、納品させて頂きました。
フィッティングの時のM様の感想は、「軽っ、気持ちええっ」。
既製品でこの服地を使うことは、よほどの物でない限りないでしょう。
オーダーメイドならではの逸品だと思います。
M様のリクエストで、「衿吊り」をお付けさせて頂きました。
M様、この度も有難うございました。
数ある洋服の中で、思い出に残る1着になれば幸いでございます。
以前にもご紹介させて頂いたことがございますが、
当店では「衿吊り」をお付けしていないのです。
その理由は、 (以前の記事のコピーです。)
「衿吊り」 新幹線の車内や飛行機の機内、飲食店などでジャケットと脱いだ時に、
フックに掛けやすいように、ジャケットの首の後ろに付いているループ状のものです。
実は、当店ではあえてこの「衿吊り」をお付けしていないのです。
着心地の良さを追求しますと、
首から肩にかけてのフィット感が 重要な事のひとつになります。
この部分をいかに「柔らかく」、「軽く」するために、
当店では1枚衿のかぶせ衿という手法で仕立てをさせていただいています。
その大事な部分に、
どうしても必要な物ではないと思われる「衿吊り」を付けるのは 避けたいとの考えからです。
また、大切なジャケットをハンガーではなく、
「点」で引っ掛けるフックに掛けると、
衿が伸びて型くずれの原因にもなりますので、
避けていただきたいとの考えもあるからです。
決して手間を省いているというのではなく、
もし付けるとしても1分も有れば付ける事が出来る作業です。
些細な事ですが、お客様にご満足していただける服作りのために、
日々こうした工夫を重ねております。 衿吊りが必要なお客様は、
恐縮ですがその旨をご注文時にお伝え下さいますようお願い致します。
ということで、皆様ご理解の程、お願い致します。
続きましては、ご近所にお住まいの O様からご注文を頂いています、
ジャケットとパンツのご紹介です。
年末にご注文を下さいまして、先日に中仮縫いのフィッティングを行わせて頂きました。
ブラウン系統のコーディネートを気に入っていただけたようでした。
O様、間もなく仕立て上がりますので、携帯電話にご連絡をさせて頂きますね。
今週は、お二人の方からご新規でスーツのご注文をいただきました。
(有難うございます) 縫製仕様書や型紙の作製が溜まってきております。
2009春夏物の準備やオリジナルスーツの段取りも・・・。
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