大阪市 T様のオーダージャケット。 2010.03.16
自家工房併設の仕立て屋、テーラーメイド・ダンディの池原でございます。
本日は、市内の T様からご注文をいただきましたジャケットからご紹介させて頂きます。
今回T様からのご要望は、
ちょっと変わった生地で、春らしくジーパンの上にひっかけるようなジャケット、
というリクエストをいただきました。
ゼニアやロロピアーナには該当する生地が無く、やっと見つけたのが、
ROBERT NOBLE Made in Scotland , Silk 67% , Linen 33%
生地のタッチ感は、テーパードな風合いとは全く異なり、 T様もご満悦の様子でした。
こちらのジャケットのデザインはいくつかの特徴がありまして、
「着丈をグンと短く」
袖口が身頃の裾と同じくらいの長さに着丈を短くしました。
そして、「胸ポケットを右に付ける」
通常、メンズの胸ポケットは左に付けますが、今回は反対側に付けました。
後ろから見た肩部分のズームです。
あとは、腰ポケットにはアウトポケットを付け、
チェンジポケットを通常の反対側である 左に付ける事になりました。
先日、仮縫いにお越し下さり、調整なしのOKをいただきました。
T様、この度も有難うございました。
追加でもう1着ジャケットのご注文も下さり、重ねてお礼を申し上げます。
続きましては、寝屋川市のK様からご注文をいただきましたスーツをご紹介させて頂きます。
K様からは、「夏らしく涼しげなソフトスーツ」をというリクエストをいただき、
リネンブレンドの素材をご提案させて頂きました。
ゼニアの写真カタログもご参照いただき、そこに掲載されていた写真を気に入られ、
一番雰囲気の近い服地をチョイスされました。
Ermenegildo Zegna WOOL-SILK & LINEN , Linen 48% Wool 38% Silk 14% ,
200g/m とライトウェイトに仕上っています。
カッティングを終えた状態の、前身頃、細腹、背中の3点セットです。
山袖、下袖のコンビです。
終盤の工程である、「袖付け」の様子です。
平面な生地にたっぷりとイセ(ギャザー)を入れ、 動きやすい肩周りに仕上げていきます。
K様、いつも早目のご注文有難うございます。
納期も「ゆっくりでいいよ」とお気遣い下さり有難うございます。
続きましては、今春夏の最初にご注文を頂いていました、
京都の S様のスーツが仕上りました。
S様は8年前に2回ほどご来店でご注文を下さっていましたが、
それ以降は毎年、春と秋にご自宅へバンチを送って服地を選んで頂き、
仕立てもフィッティングなしで、
完成後に京都のご自宅へハンガー便でお届けするという間柄を続けて下さっています。
お支払い方法は、銀行振り込みでお願いしており、
ちょっとした通信販売のような形でご利用下さっています。
かれこれ7年程、お顔を拝見していないのですが、 その間、体型の変化もありましたが、
お電話で「ウエストをプラス1センチ」 とか、
「パンツの裾をダブルに」というやりとりでリピートを続け下さり感謝しています。
今回ご指名下さいました服地は、メンズファッション誌「Men’s Ex」をご参考に、
Ermenegildo Zegna COOL EFFECT
体感温度が10度下がるということで、今春夏シーズンの人気シリーズです。
?S様、先日送らせて頂きました今回のスーツはいかがでしょうか。
暑い夏が来た時には、クールエフェクトの効果が実感できると思います。
来シーズンも先陣をきってのご注文をお待ちしています。
明日は水曜日ですので定休日とさせて頂いております。
が、午前中は溜まっているカッティングの作業をしに出勤です。
ご注文を下さっているお客様には、お仕事を与えていただき感謝しています。
今週ご来店下さいました全てのお客様、有難うございました。
木曜日以降、ご来店を予定されているお客様、心よりお待ち申し上げます。